夫33歳、ピカピカの1年生

ドイツでフローリストマイスターをめざすオットと、ついてきたツマの日常。(2014年9月~ミュンヘン・フライジングで生活 / 2016年7月オットの卒業とともに帰国しました)

ドイツ的「七福神」で、新年のご挨拶。

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先日はるばる海を越えて年賀状が届いたので、お返事を出そうと思っているのですが、

子どもがいる友人には、せっかくだし何か同封しようかなと文房具屋へ。

 

すると、年賀状のお返事には持って来い!な、

ドイツの新年を祝うモチーフが描かれたシールを発見しました。

 

クリスマスの終わりと共に、お店には

ブタやテントウムシ、クローバー等のお菓子や雑貨などが一気に並び始めます。

 

せっかくなので、これらのモチーフの意味をちょっぴりご紹介!

(今さら!? 1月下旬ですけど!? という突っ込みは…Nein Danke!! 笑)

 

 

幸せを運ぶ煙突掃除人 Schornsteinfeger

 

昔から煙突掃除を仕事にしている人は少なく、なかなか出会う機会がないので

会えると幸運がもたらされると言い伝えがあるそうです。

(そういえばこのエピソード「世界ふしぎ発見」で観たことあるなぁ)

特に、元旦に彼に出会えるとめでたく、最高の吉兆とされていることもあって、

お正月にはなくてはならないシンボルなのだとか。

 

1セントコイン

 

ずばり!「一銭を笑う者は一銭に泣く」ですね。

コインは富の象徴ですが、その中でも

「小額コインを軽んじる者は富に無縁」と言われているそうです。

ヨーロッパ諸国では、幸運や富を得られるよう祈りを込めて、

1枚のコインを友人に贈る習慣もあるんですって。

 

ホースシュー(馬蹄)

 

馬の蹄は昔よりチカラ(馬力)のシンボルとされているそうです。

無病息災のお守りとして、蹄を玄関などに飾ることもあるのだとか。

 

ハート

 

愛をあらわすシンボルのハート。

古代エジプトでは、ハートはすべての意識の中心・生命そのものの核であると考えられ、

死者をミイラにする時、唯一取り除かれない臓器だったのだそうです。

(なんだか、他のシンボルとは桁違いに壮大な話だ…)

つまり、ハートは「最高のモノ」を意味しているんですって。

 

四つ葉のクローバー

 

日本でも「見つけたら良いことがある」という言い伝えは有名で、

幼い頃、一生懸命探したものです。

四つの葉にはそれぞれ、名声、富、満ち足りた愛、健康の願いという意味がかけられ、

四枚揃って「真実の愛」を示し、幸福をもたらすのだそうです。

 

テントウムシ

 

むか~し昔、ドイツで農作物があるアリマキという昆虫に襲われた時のこと。

農民たちがマリア様に祈ったところ、マリア様がテントウムシの形で現れ、

アリマキを退治したといういわれがあるそうです。

そのため、テントウムシは ”Marienkafer”(マリエンケーファー=マリアのビートル)と呼ばれ、

自分にテントウムシが止まると良いことがあり、

逆に殺したり振り払ったりすると悪いことが起こるとされているのだそうです。(気をつけよっ!)

 

ブタ

 

むか~し昔、ドイツでは神様への捧げものとして用いられるほど貴重な家畜だったブタ。

幸せをもたらす動物と言われています。

新年にブタを食べると、その年は良いことが続くとも言われていることから、

マジパンで作られたブタのお菓子を食べたりもする習慣もあるようです。

 

キノコ(アマニータ)

 

アマニータと呼ばれるキノコ(毒があるようなんですが…)はとても珍しく、

森で見つけると幸運がもたらされる言われているそうです。

麻酔や鎮静剤の原料として利用されていたこともあり、神聖なものだったのだとか。

 

 

 

ふぅ。調べてみると色々勉強になりますね。

所変われば崇めるモノも変わりますが、きっとこれらは日本で言う「七福神」。

 

年賀状どころか、もはや寒中見舞いでもない時に届く返事になりそうですが…

ドイツの幸福モチーフが詰まったシールに

友人家族の2015年の幸せと健康を祈念して、エアメールを送りたいと思います。

(さ、急いで手紙を書こう! ←まだ書いてない…汗

 

 

 

 

今日も遊びに来て下さってありがとうございます

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