元ローマ法王が司教をつとめた「フライジング大聖堂」。
“人は見た目じゃない” といいますが、
それは建物にもいえることなのかもしれません。
フライジングに引っ越してくる前、まだミュンヘンで暮らしていた頃。
フライジングの魅力を人に尋ねたところ、「教会」と言われ、
「教会以外に有名な観光スポットはないのね…」と肩を落としたものですが、
あの当時の自分を説教してやりたい。
フライジングには、
フライジング駅(Freising Bahnhof)から徒歩10分ほどの小高い丘の上に、教会があります。
その名も「フライジング大聖堂(Freising Dom)」と言いまして、
一見質素な佇まいが、ほどよい田舎街のおだやかな雰囲気の演出に一役買ってくれています。
さて。
私(ツマ)は冒頭の通り、
この質素な見た目から、フライジング大聖堂にあまり期待を寄せておらず、
フライジングで暮らし始めてからというものの、長らく足を運んでいませんでした。
ところが、春になりお散歩日和だったある日、
オットに誘われ足を運んでみたところ、本当に驚きました。
まさに、見た目に騙されてはいかん!
あなどるなかれ!だったのです。
ドーーン。
おぉ!?
おぉぉぉぉーーーー!!
外の質素な雰囲気からは想像できない、
重厚で そして 煌びやか な、
まさに「息をのむ」驚きの内装が広がっているのです。
ヨーロッパに来てからというもの、教会に足を運ぶ機会はたくさんありましたが、
この雰囲気は、数本の指に数えられるほどの魅力が感じられました。
調べてみたところ、この重厚な雰囲気にはうなづける理由がありました。
ここフライジングは、ミュンヘンが誕生する以前のバイエルンの中心地で、
739年より司教の街として発展。
その後現在も、バイエルンの宗教的中心地として
重要な位置にあるのだそうです。
また、2005年から2013年までローマ法王をつとめた
ベネディクト16世が長く過ごした街でもあるのだそうです。
のちのベネディクト16世、ヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー (Joseph Alois Ratzinger)は
ここフライジングで神学を学んだ後、
フライジング大司教区の大司教として任命され、活躍されていたのだとか。
世界史が苦手なツマ、難しいことは分かりませんが、
ローマ法王に任命されるすごい人が活躍していた、実は有名な教会
ということですよね、きっと。
歴史的バックグラウンドを抜きにしても、
りんごの木が植えられた教会裏が絶好のピクニックスポットだったり…、
そこから眺める景色がすてきだったり…。
また、教会から街へと続く石畳の坂が「魔女の宅急便」に登場しそうな風景だったり…、
ブランコに乗って木漏れ日を全身に浴びちゃったり♪(子どもかっ!!)
この教会に足を運ぶことを目的にフライジングを訪れても
決して損はない、そんな素敵な場所です。
見た目で勝手に判断していて…
ごめんなさい!反省!
Freisinger Dom(フライジング大聖堂)
■所:Domberg 27, 85354 Freising ■open:8:00~18:00(金曜日は14:00~18:00 / サマータイム期間以外は~17:00) ■料:無料(※ミサなどの時間を配慮した上での見学が必要だと思います) ■URL:http://www.freisinger-dom.de/index.php?id=22
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