【チェコ・プラハ】 スメタナホールでクラシックコンサートは、要注意!
■ 憧れの街チェコ・プラハ旅行の続きです!
3) 音楽溢れる街♪
ここプラハで、私(ツマ)はヨーロッパ生活初のクラシックコンサートを聴こうと企んでいました。
前回のブログの通り、「のだめカンタービレ」大ファンですから、
ヨーロッパで生活するなら、ウィーンの「楽友協会」とプラハの「スメタナホール」は
ぜひ足を運んでおきたい場所だったのです。
(どちらも「のだめカンタービレ」映画のロケ地です)
ドイツでチケットを検索して知ったのですが、
「スメタナホール」は
「プラハ市民会館(オベツニー・ドゥーム/Obecní dům)」の中の
いちホールの名前なんですね!
さてさて。
私たちは、2泊3日旅行の2日目の夜のコンサートのチケットを予約していました。
1日目の夕方、プラハ市内各所で開催される
教会のオルガンコンサート情報に惹きつけられていましたが、グッと我慢!節約節約。
こうして、楽しみに迎えた2日目の夜。
一旦ホテルに戻り、一応スニーカーからバレエシューズに履きかえ、
パールをつけて、プチドレスアップ。
足取り軽く「プラハ市民会館」へと向かいました。
きゃー、のだめが演奏したホールを目の当たりにできるなんて♪と、ホクホクです。
エントランスのお兄さんにチケットを見せると、
「入口は地下です。地下へ降りて下さい」と言われ、
“ほー、地下からホールに入るのね?”と一瞬戸惑ったものの、
これまた足取り軽く階段を降ります。
しかし…。
しかし…!!
あれ?ココ?
ここ、どこーーー!? ←笑
記事の最初でも触れたとおり、
「スメタナホール」は
「プラハ市民会館(オベツニー・ドゥーム/Obecní dům)」の中の
いちホールの名前なんですね。
“いちホール”ということは、ほかにもホールがあるわけで…、
この日の演奏は「Art Nouveau Hall」で開催されたものだった模様。
お客さんも、普通にカジュアルな服装で来ていました。
えぇぇぇぇ!?
ちなみに、ドイツに戻ってきた後、このチケットを予約したサイトを確認したところ
ほんの小さな文字で「Art Nouveau Hall」と確かに書いてはありましたよ。
プラハへ行ったことない身にはそんなの分からない!! ぐらいのお情け程度の小~さな文字で。
日本語で「プラハ市民会館(Obecní dům)」をネット検索しても
ほとんどスメタナホールという名前での情報しか出てきませんが、
スメタナホール以外の小さなホールで開催されていることも頻繁にあるようですので
予約の際はご注意ください!
ちなみに、スメタナホールで開催されるコンサートも、
日頃は小規模の観光客向けの内容が多いようです。
“ガッカリした”という感想が書かれているブログもよく見かけますので、
コンサート内容も併せてよくご確認ください!
※ 音楽祭「プラハの春」の時期などは、きっちりとしたコンサートが開催されていると思います。またその他の時期でも、きっちりとしたコンサートは観光客向けのコンサートとは、値段が大きく異なりますので、そこが見分けのポイントかもしれません。
※ 日々開催されている観光客向けのコンサートは、当日券でも購入可能だと思います。一方、音楽祭「プラハの春」は早めの予約が必要です。
そんなこんなで、結局コンサートを終えた時点で、
お目当ての「スメタナホール」は見れていません。
…見たい。
もう「スメタナホール」の音の響きを知ることはできなくとも、
せめて内装を一目だけでもお目にかかりたい。
こうなれば、残された選択肢は ガイドツアー(英語)です。
(ガイドツアーとコンサート以外で、ホールに入る方法はありません)
2泊3日の最終日、あらためて出直すことに。
「プラハ市民会館(Obecní dům)」のガイドツアーは
ほぼ毎日・一日数回開催されていて、会館内のカウンターでチケットを購入できます。
最終日、ここを逃せばもうチャンスがないので、
チケットカウンターがオープンする10時の10分前には
「プラハ市民会館(Obecní dům)」へ到着し、
カウンターが開くと同時に購入しました。
※ それほど焦らなくてもチケットが完売しないかもしれません(し、するかもしれません)。私たちの回(15:00~)は、見学ツアーが始まる直前でも3名空いていました。
※ 大人一人290CZK(1チェココルナ=約5円 / 1450円ほど)、学生240CZK。ツアー中写真撮影を希望する場合は、さらに写真撮影用のチケットを購入しなければなりません。 地味に高い…。
こうしてようやく、憧れの「スメタナホール」とご対面!
ふぉー!映画で観たまんま!
ここでオーケストラ聴いたら感動するでしょうね♡
客席の木の椅子も味があってとても素敵でした。
あいにく「スメタナホール」とのご対面はあっさり終了(涙)し、
「プラハ市民会館」内のサロンや小さなホールもまわる、1時間ほどのツアー。
「リーグル・ホール」にはスメタナとドヴォルサークが並んで描かれた絵(右上)
ガイドツアーという思わぬ出費も伴って
ようやく「スメタナホール」との対面を果たせたわけですが、
実は、「Art Nouveau Hall」でのコンサートも
それはそれで良かったなという印象です。
というのも、そもそもチケットを予約する段階では
フルオーケストラを聴きたいと思っていたわけですが、
当日足を運んだら、思いのほか10名程度の室内管弦楽。
これは迫力に欠けるかな…と肩を落としましたが、
いざはじまってみると、グワーーー!と音が広がっていく感じ!!
スメタナ作曲の「モルダウ」など、この人数でこの音が出るんだ…と、
意外や意外にとっても感動しました。
あと、オーボエやチェロのソロがとっても素敵!
室内管弦楽の魅力に気付いた瞬間ですね♪
そして、演奏者をじぃーーっと見ていたところ、
舞台中央に気になる奏者が。
んん!? フルートの方…。
もしかして、「のだめカンタービレ」にも出演(台詞もあった)している
プラハ放送交響楽団のフルート奏者
映像・Pic. (C)Fuji Television Network, inc.
ヘレナ・モハノヴァさんでは!??!
その後、本当にヘレナさんなのか、真相は確かめられていません。
演奏者に話しかけることもできませんし、
近づいて見ることももちろんできません。
当日の演奏者のリストもありません。
しかし、きっとそうだよね!
と信じることにしました。嬉しい♡ ←笑
とまあ、すったもんだがありましたが、
ぜひ「スメタナホール」でコンサートを聴きたいという方は、要注意!
本当に「スメタナホール」で開催されるのか、
またどんな内容なのか、きちんと確認する必要がありますよ、って
そんなお話でした。
長くなりましたが、最後まで読んで下さってDěkuji ♡
もうしばらくチェコ・プラハ旅のまとめが続きます
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