【ローテンブルク】 Rothenbürgにご注意を!
世界の車窓から in ドイツ。緑のきれいな季節は、電車の旅にぴったりですね♪
友人がドイツに遊びに来てくれていた間のできごとです。
友人は「せっかく訪れた南ドイツを満喫しよう!」と、
ミュンヘンやフライジング以外にもいくつかの街へ足を運ぶ計画を立てていました。
友人が行きたいと考えたのは、中世の街並みが残るおとぎの街「ローテンブルク」
引用:RETRIP
あぁ、素敵。 ロマンチック街道観光、定番中の定番ですね!
できれば私たちも一緒に出かけたいところですが、
お財布事情やオットの学校のスケジュールを考えて、この日はお留守番することに。
私(ツマ)が電車の乗り換えを調べて書いた旅程表を片手に、友人は出かけて行きました。
友人は朝9時ごろ出発して13時ごろローテンブルクに到着の予定。
そして、たっぷり観光して20:46には戻ってくる予定♪ いい感じいい感じ!
ところが、17時過ぎた頃「今、ローテンブルク着いたよー!」というLINEが届いたのです。
電車が遅れて乗り継ぎに失敗でもしたのかな…と思いましたが、
なんと「違うローテンブルクに向かってた!」と言うのです。
えぇ!?
友人の帰りの時間をこちらも把握しておくために、写真を撮っておいた
友人の時刻表を再度見てみると「Rothenbürg」行きの旅程が書いてある。
しかし、友人が本当に向かうべきローテンブルクは「Rothenburg ob der Tauber」だというのです。
し…知らなかったー!! 滝汗
友人が乗換駅であるHof Hauptbahnhofに降り立ち、Rothenbürgへ向かう電車に乗ろうとしたところ、
駅員さんに呼びとめられて、オフィスに連れて行かれたそう。
「乗り継ぎの電車に遅れちゃう…」と思っていたら、
彼女の前にススッと出された一枚の紙。
乗客の皆様
お客様が行きたかったのはRothenburg ob der Tauberではないでしょうか。
外国からいらっしゃった他のお客様も良く間違われるのですが、残念ながら、お客様は「u」と「ü」を混同して間違った行き先の電車に座っていらっしゃいます。つまり、「Rothenburg ob der Tauber」ではなく「Rothenbürg」行きの電車に乗ってしまっているのです。「Rothenbürg」は人口181人の小さな村で、かの中世の町「Rothenburg ob der Tauber」とよく混同されます。
ここからあらためて「Rothenburg ob der Tauber」へ行くには2つのルートがあり、所要時間は3時間半~約4時間です。このようなことを申し上げることになってしまい非常に心苦しいのですが、お客様がRothenburg ob der Tauberへのご旅行を、そしてドイツでのご滞在を楽しまれることを心より願っております。
なんてこったい!!!!!
しかもやたらときちんとした日本語だな、オイ…。
友人曰く、韓国語や中国語などの他の言語で書かれたものも用意されていたそうで、
このまま目的のローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)へたどり着けない人も多いのだとか。
しかし、ここで諦めなかった友人は、
仕切りなおしてあらためてローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)へ向けて出発!
運が悪いことに、ここから電車が次々に遅れて乗り継ぎがうまくいかなくなり、17時過ぎに到着。
そこからフリーwi-fiが繋がるツーリストインフォメーションに駆け込み、
ようやく私へ連絡することができた、ということなのだそうです。
ネットが自由に繋がらない環境での大規模な迷子。
しかも一人ぼっち。
さぞかし不安になっただろうに…。彼女が英語を喋れることが唯一の救い…。
友人から連絡を受けた私は、慌ててお詫びの品を買いに走りました…。
彼女が好きなHARIBOのコーラボトルと、Rittersのチョコと、ドイツで気に入っていたプレッツェルとMövenpickのヨーグルトとビールと…。た、足りるかな…。汗汗汗
一方、夕方にようやくローテンブルク( Rothenburg ob der Tauber )へ到着した友人はというと
駆け足で観光し、最終電車で元気にフライジングへと戻ってきました。
とりあえずお詫びの品のHARIBO握りしめて
真夜中のフライジング駅へお迎えに上がったわけですが、
友人は、楽しそうに一日のできごとを語り
「今日散々乗り換えしたから、帰りの電車で、チケットチェックのおじさんが、
バイエルンチケット(という一日乗り放題券です)にもうスタンプ押すところないね~ハッハ~!!
って言ってたよ」と笑い話をしてくれるではないですか。
仏だ。
こんなにややこしい駅名やめてほしいなぁと思うわけですが、
皮肉なことに、彼女のこの一日の苦労のおかげで
私たちが今後ローテンブルクへ行く際、間違えることはないでしょう…。
ごめんね、そして、ありがとう、友人よ。
いや、仏様よ。
大切なことなので最後にもう一度言います。
日本で有名な「ローテンブルク」に行きたいのならば、
それは Rothenbürg ではなく Rothenburg ob der Tauber へ。
皆様もお気をつけくださいませ♡
今日も遊びに来て下さってDanke schön!!
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