夫33歳、ピカピカの1年生

ドイツでフローリストマイスターをめざすオットと、ついてきたツマの日常。(2014年9月~ミュンヘン・フライジングで生活 / 2016年7月オットの卒業とともに帰国しました)

【オクトーバーフェスト】 まさに、世界最大のビールの祭典!

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昨日で2015年の「オクトーバーフェスト」が閉幕してしまいました。

ドイツで丸3年暮らしているオットが

「ドイツで一番楽しいのはオクトーバーフェスト!」と断言するほど、

それはまあ、見事な盛り上がりを見せるイベントです。

来年の今頃はもう日本(のはず)なので、

これが最後の「オクトーバーフェスト」だと思うと寂しい!!

 

せっかくミュンヘン近郊の街に暮らしているので、

少しまとめて「オクトーバーフェスト」情報をお届けしたいと思います! 

※ 2015年時点の情報ですが、2016年以降訪れる方の参考になれば幸いです。

 

 

「オクトーバーフェスト」基礎知識!

 

今年で182回目を迎えた「オクトーバーフェスト(Münchner Oktoberfest)」 

起源をさかのぼると、1810年10月、

当時のバイエルン王国皇太子ルートヴィヒ1世とテレーゼ王妃が

ミュンヘン市内中心部にある

テレージエンヴィーゼ(Theresienwiese / テレーゼ広場という意味)という場所で

盛大な結婚式を行い、多くの市民に祝われたのがはじまりとされています。

以後約200年にわたって、10月第一日曜日を最終日とする16日間、

このTheresienwieseの場所そのままで開催されているビールのお祭りが

「オクトーバーフェスト」なのです。

 

そのため、地元ミュンヘンでは「オクトーバーフェスト」のことを

会場のTheresienwiese(テレージエンヴィーゼ)を略して「Wiesn(ヴィーズン)」と呼び、

道路案内なども「Wiesn」と表示されています。

 

16日間の開催期間中には毎年600万人もの人が集い、

2014年にはビール800万リットル、鶏の丸焼き48万2000羽、ソーセージ22万本が消費されたそうですが、

「オクトーバーフェスト」で楽しめるビールは、

地元ミュンヘンに醸造所を構える6つのビール会社のものに限られます。

ビール デコメ絵文字 Augustiner-Bräu(アウグスティーナー)

ビール デコメ絵文字 Löwenbräu(レーベンブロイ)

ビール デコメ絵文字 Spaten Bräu(シュパーテン) オクトバーフェスト初日に行われる開会式は、こちらシュパーテンのテントで行われ、ミュンヘン市長が「O'zapft is!」の掛け声と共に、ビール樽に「蛇口状の注ぎ口」を木のハンマーで打ち込むと、オクトバーフェストが開幕します!

ビール デコメ絵文字 Hacker-Pschorr Bräu(ハッカー・プショー)

ビール デコメ絵文字 Hofbräu München(ホフブロイ・ミュンヘン)

ビール デコメ絵文字 Paulaner Brauerei(パウラーナー)

 

 

東京ドーム9個分ともいわれる、広大なTheresienwieseの敷地内に

この6つの醸造所が大小14棟のテント(5000~10000人収容)を出し、

世界中から訪れるゲストを出迎えてくれます(というほど、愛想の良いものではありませんが。笑)

テントに席を確保して楽しみたい場合は、平日の昼間がオススメ。

土日や平日でも夜になると、テントは満席になります。

テントが満席になると入場制限がかかり、

まるで魚市場の競のように「3人!入れて!!」と粘り強く並ぶ必要があったり、

f:id:otto33:20151006012135j:plain 粘り強く並ぶ人々

日によっては1~2時間並んだところで、さっぱり入れないことも。

土日のテント着席を狙う場合は、朝のオープン前から会場に到着しておくとベターです。

※ テントの席はインターネットやHISで予約することも可能ですが、すぐに売り切れてしまうようです

※ テントの外にはビアガーデンが設置され、テントに入れない場合はガーデンでビールを楽しむことができます。混雑時はガーデンに入るのも並びますが、テントよりは比較的入りやすいです

ちなみに、ノンアルコールでティータイムを楽しめる「カフェテント」や、

ワインを扱うテント、魚を味わえるテントもありますので、ビールが苦手な方でもご安心を。

 

 

「オクトーバーフェスト」の各テントで飲めるビールは、

「Maß(マス)」と呼ばれる1リットルジョッキのみ!

1杯10.10~10.40ユーロ(2015年 / 年々値上がりしています)

「オクトーバーフェスト」 用に特別に醸造されたビールが提供され、

アルコール度数も6~7%と、普通のビールより高めに作られています。

それで平気な顔して5~6杯飲むドイツ人…すごいですよね。 

※ テント内ではリンゴの炭酸ジュース(Apfelschole)などノンアルコールドリンクも注文可能です

f:id:otto33:20151006013332j:plain このジョッキがまた超重たいんです!

 

 

今年の私たちは、1勝2敗!?

 

さて、今年9月19日(土)~10月4日(日)の期間中、私達は3回足を運んできました。

 

● 9月19日(土)初日 日本から遊びに来てくれた友達家族とともに

● 9月27日(日)ミュンヘン在住のお友達たちと

● 10月3日(土・祝日)ミュンヘン在住のお友達&パッサウから来てくださったはじめましての皆さんと

 

初日と3日(祝日)はものすごい混雑っぷり!!で、

3回足を運んで、テントに入れたのは27日の1回のみ。

27日に訪れたのは、『Löwenbräu(ルーベンブロイ)』のテントです。

「オクトーバーフェスト」期間中に一度もテントに入れないのは嫌なので、

ハリキッテ朝早く出かけました。

それでも9割はすでに席が埋まっている状態。相席で座れる場所を無事確保!

 

 

テントの中のようすって⁉

 

さて。

こちらが、ライオンのエンブレムでお馴染み『Löwenbräu(ルーベンブロイ)』のテントです。

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この日の午前中はまだバンドが入っていないので、皆さん落ち着いて飲んでいます。

相席したお隣さん達は、トランプをして時間を過ごしていました。笑

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お昼過ぎて演奏がはじまると、立ち上がる人が増えて、会場が一気にヒートアップ!

2階席からトランペットのファンファーレも!

 

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テーブルで相席したのは、オーストラリア人さんとニュージーランド人さんでした。

午前中はトランプとかしていた皆さんとは特に交わり合うこともなかったのですが、

演奏隊が入って乾杯の歌「Ein Prosit」がかかると、一気に仲良しに♪

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相席したオーストラリア人さん。モザイクで隠していますが、イケメン!笑

一人で来ていた彼は、ドイツに5日間滞在し、

毎日オクトーバーフェストに足を運んでいるそう。

さすが慣れっ子のごようすで、「Ein Prosit」を完璧に歌いこなしていました。笑

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隣のテーブルのオランダ人の皆さん。写真を撮ってもらったり、お世話になりました。

ほかにも、ノルウェー人の社長さんがビールをご馳走してくれたり、

イタリア人さんと肩組んで盛り上がったり!!

本当に 世界中から人々が集まるビールの祭典!と実感します。

 

世界中から集まった人々による「カントリーロード」の大合唱に、妙に感動!

 

 

テントの中にいる人たちは、国籍もさまざまですが、楽しむスタイルもさまざま。

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この日とても目立っていた、ガテン系白雪姫♪ 

ドレスの下にはバイエルンミュンヘンのビキニを穿いていました。

(覗き見していませんよ!彼女(!?)自ら見せてくるんです。笑)

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おそろいのユニフォームを用意している方々もいたり。

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パンパンのお腹を抱える男性が着るレーダーホーゼンの似合うこと。

日本のこういうイベントだと若者だけが椅子の上に立って

「お行儀の悪いこと」と咎められそうなものですが、

ドイツでは老若男女関係なく椅子の上に立って盛り上がります。この雰囲気が、大好き! 

 

 

ほかにも、テントごとに雰囲気が違うので、

すいているタイミングであれば複数のテントをハシゴするのもオススメです。

 

ビール デコメ絵文字 Augustiner-Bräu(アウグスティーナー)

唯一、木樽から注がれるビールを味わえるテントとあって、

ドイツっこから一番人気を集めるのがこちら。

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ビール デコメ絵文字 Hofbräu München(ホフブロイ・ミュンヘン)

1589年に宮廷醸造所として創設された『Hofbräu(ホフブロイ)』のテント。

立ち飲み席も用意され、予約をしていない観光客でも入りやすい大きなテントです。

ホップで作られた天井からの飾りが素敵!

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ビール デコメ絵文字 Hacker-Pschorr Bräu(ハッカー・プショー)

黄色い天井とマイバウムの飾りつけで、明るい雰囲気が魅力のテント。

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これだけ雰囲気の異なるテントがズラリと並ぶと、どこに入ったらよいか迷ってしまいますよね。

まずは好きなビールの銘柄で決めると良いと思うのですが、

平日の夜や土日となるとそうも言ってられません。

「入れるテントを見つけたら、入ってしまう!」が良いと思います。

 

 

今年知った「オクトーバーフェスト」豆知識〈忘備録〉

ビール デコメ絵文字 外国人観光客で多いのは、イタリア人とオーストラリア人(注:ドイツの隣国オーストリアではありません、オーストラリアです。笑)なのだそう! この時期のミュンヘんのホテルは値段が跳ね上がるので、近場にキャンプをはって連日参加する人も多いのだそう。ミュンヘンは「イタリア最北端の街」と言われるほど移民も多いようなのでイタリア人は納得。でもオーストラリア人は海を越えてはるばる…なぜ!?

ビール デコメ絵文字 一気飲みは禁止です。といっても、色んな所で一気飲みする人を見かけます。誰かが一気飲みすると周辺が大盛り上がりするので、すぐに分かるんです。でも警備の人に厳重注意されたり、テントの外に引っ張り出されたり。ご注意を。

 

 

ふぅ。長くなってしまったので、今日はひとまずこの辺で。

オクトーバーフェストの外の会場のようすは、次のブログでご紹介します!

 

 

オクトーバーフェスト(Münchner Oktoberfest)

■所:Theresienwiese(テレージエンヴィーゼ) ■交通:ミュンヘン中央駅からは、歩くこともできますが地下鉄(Uバー ン)か近郊電車(Sバーン)で会場へ。U3かU6の場合「Goetheplatz」または「Poccistraße」下車、U4かU5の場合「Theresienwiese」または「Schwanthaler Höhe」下車、Sバーンの場合「Hackerbrücke 」下車。U4・U5 の「Theresienwiese」は駅から直結で会場に到着です ■営:パレード開始 初日9月17日(土)10:45~、ビール樽開封 12:00 / 平日 10:00~23:30(ラストオーダー 22:30) / 土日祝 9:00~23:30(ラストオーダー 22:30) ■料:会場内への入場は無料です

【2016年のスケジュール】  9月17日~10月3日

 

 

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