夫33歳、ピカピカの1年生

ドイツでフローリストマイスターをめざすオットと、ついてきたツマの日常。(2014年9月~ミュンヘン・フライジングで生活 / 2016年7月オットの卒業とともに帰国しました)

熊本の地震を通じて感じた、親の心。

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先ほど2時間ほど前(日本時間:14日午後9時26分頃)、熊本で大きな地震が発生しました。

ツマの実家は熊本で、両親と猫1匹が暮らしています。

 

今日、フライジング街中への外出からいったん自宅に戻って

夕飯の準備のためにクックパッドを見ていたら、

目の前に飛び込んできた地震速報。熊本震度7の文字。

心臓がバクバクしました。

 

実家も築30年近く決して新しい建物ではないので、

倒壊とか、建物の下敷きとか、一瞬頭に色んな言葉がよぎりました。

9000キロ以上離れた場所にいるため、余計に不安が募ります。

 

ガラケーを使い、SNSもやっていない我が親。

日頃、ネット通話をすることもなく、メールでばかり連絡を取っているので、

まずはいつもの通りの方法でメールを送るも、返事がなく。

東京に住んでいる親戚の方が熊本の状況を確認しやすいだろうと、

急いでFacebookを立ち上げていとこ達にメッセージを送り情報収集を依頼。

その後、慌てて携帯の電話帳を開くも、ドイツから親に電話をかけたことがないので

国際電話仕様の電話番号が登録されておらず。

焦って『国際電話のかけかた』と検索し、番号を手入力するも、

「+81」の「+」がうまく入力できない。

えいやー!とかけたら、全然違う外国人の家につながった。間違い電話ゴメンナサイ。

(+の有無だけで他は我が実家と全く同じ番号の持ち主が、この世界中のどこかにいることには驚いた)

『+81 iPhone 入力 やり方』とこんな緊急事態にふさわしくない間抜けな検索をし、

再度かけたら、つながった。

幸い速報を見てすぐ電話をかけたので、まだ電話回線が混乱する前だったようだ。

電話口には母親の声。

ドイツに住んでいるこの2年弱、私から電話をかけることがないので、

最初電話の相手が私だと分かってもらえなかった。

「心臓がバクバクしたけど、大丈夫よ~」と言っていた。

最も揺れがヒドイエリアからは、車で20分ほど離れている我が実家。

家も写真立てが倒れた程度だそうだ。電話の向こうで、母親の携帯が鳴っていた。

誰かほかの親戚たちが、無事を確認するための電話をしたのだと思う。

私は冷静を装って、しかも国際電話だったので手短に切ったけれど、泣きそうだった。

 

ふう。

 

徐々にSNSを通じて熊本に住んでいる友人たちの近況が伝わってきた。

親友の家は窓ガラスが割れたそうだ。でも、ケガはないという。

いとこ達からも「おばちゃんと連絡取れてるから大丈夫だよ!」と連絡をもらえた。

ネットでも速報ニュース動画を見ることができ、状況が把握できた。ありがたい。

 

ようやく私は少し落ち着いた。

 

でも、結構大きな余震が続いている。

全壊とか火災とか嫌な文字もニュースに登場し始めた。

大きな被害にならなければ良いのだけど。

今でも、心が引き続きザワザワしている。

結局クックパッドで調べたレシピの材料を調達したいのに、

パソコンから入って来る情報から目を離したくなくて、買いに行けずにいる。

もう今日の買い物はあきらめた。

 

はあ。

最近ヨーロッパでテロや列車事故など嫌なニュースが続いているけど、

遠く日本でそんなニュースばかり見ている親は、いつもこういう気持ちでいるのかなと。

まさかこんなタイミングで親心を知ることになるとは、思いもしませんでした。

「大丈夫よー」と軽くあしらっていることを、反省です。

 

 

ところで、昨日携帯が落ちて、画面がパリン。

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これまで何度か落としても大丈夫だったのに。

何かの知らせ…だったのかな。

 

 

 

まずは何より、これ以上大きな揺れが襲ってきませんように!!

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