夫33歳、ピカピカの1年生

ドイツでフローリストマイスターをめざすオットと、ついてきたツマの日常。(2014年9月~ミュンヘン・フライジングで生活 / 2016年7月オットの卒業とともに帰国しました)

バースデーカードは、10歳刻みで盛大に!?

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今年、ツマの父が還暦を迎えました。

なんとなくこれまでの誕生日とは重みが違う気がして、

今年はメールで済ませずバースデーカードを書き日本へ送りました。

 

カードは、せっかくなのでドイツ語で「zum Geburtstag(お誕生日)」と書かれているものを、

そして、還暦らしく(とはいっても、チャンチャンコを着せるほどおじいちゃんではないので)赤い封筒を選んでみました。

 

喜んでもらえていたらいいなぁ! 

 

 

さて。

今回私が買ったカードにもしっかりと「60」という数字が描かれていますが、

ドイツの文房具屋さんへ行くと、カード売り場で目に留まるのが10歳刻みのバースデーカード。

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数字が入った、さまざまなデザインのカードが売られています。

 

調べてみると、ドイツではきりのいい年齢の誕生日を「Runder Geburtstag」というのだそう。

 

かつては、農家の主が40歳、50歳、60歳といった「Runder Geburtstag」を迎えると

豚の膀胱を風船のように家の前に掲げ、自分の誕生日だということを示したそうです。

そして、村中に大盤振る舞いをした風習があったのだとか。

そう、豚の膀胱は、“お祝い事なので、豚を屠殺しご馳走を用意していますよ” の印。

 

今ではほとんど、自宅を開放するほどの大盤振る舞いは姿を消したものの、

南ドイツの農村では今でも「Runder Geburtstag」となると自宅の前にカラフルな風船を置き、

その風船を目印に祝いに訪れたご近所さん達へ料理をふるまう習慣が残っているのだそう。

めでたく誕生日を迎えた人は、自分の社会的地位相応の「福分け」をするということなのですね。

 

ドイツでは、誕生日を迎えた本人が学校や職場にケーキやお菓子を持って行って

友人や同僚に振る舞うというのが、ごくごく一般的な習慣です。

日本人の感覚では「えぇ!? 誕生日の人って、祝ってもらう立場じゃないの!?」と驚いてしまいますが、

この「福分け」の考えによるものなのだと分かれば、うむ、納得。

 

勉強になりましたっ!

 

 

 

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