フライジング散策 / オススメコース編
前回の記事で「ムーズブルグよりフライジングの方が見どころあって楽しめると思う」なんて
大口叩いっちゃったからには、フライジングの楽しさをお伝えせねば!というわけで、
これまで個別にご紹介してきたフライジングのスポットを
今回はルートでご紹介したいと思います♪
ミュンヘンからも、電車に揺られて25分でピョイっと来れちゃうフライジング(Freising)。
「地球の歩き方」には載っていませんが、
前ローマ法王がかつて司教をつとめた、フライジング大聖堂
現存する世界最古のビール醸造所、ヴァイエンシュテファン
を中心にグルッと巡れば、日帰り散策にとってもオススメの街ですよ♪
地図右下の赤い印が、フライジング駅です。
駅から街にむけて出発すると、地図①の場所で冒頭の写真の熊がお出迎え!
そのむかし、この街の守護聖人である聖コルビニアンが馬と一緒に歩いていたところ
熊がその馬を殺してしまい、その代わりに熊がコルビニアンのお付きになると名乗り出たのだそう。
そこで、聖コルビニアンは熊に荷物を運ばせフライジングにやって来たという言い伝えがあり、
フライジングの紋章には熊が描かれています。
熊はフライジングのマスコット的存在です。
そのため、街中にはさまざまな場所にさまざまな模様の熊がいるのです。
スタンプラリー感覚で探してみても楽しいと思いますよ♪
さて。では地図中の赤い線に沿って出発です!
駅から街中までの道には、このような道案内の看板があります。
街の中心へは、Altstadtの方向へ!
自然が豊かなフライジング。
地図②の場所では、左右にとても気持ちの良い小川や林の景色が広がります。
冬は…木々の葉も落ち寒々しい景色なのですが、春夏の緑の気持ち良さといったら!
また、秋の木々が黄金色に染まった景色も素敵ですよ。
街の中心部へ出る前に、丘を登ってまず足を運んでほしいのが
地図③の場所にあたる、フライジング大聖堂です。
外は割と質素な雰囲気の教会ですが、
実は2005年から2013年までローマ法王をつとめたベネティクト16世が
かつて司教をつとめたという、カトリック教にとってとても大切な教会なのです。
そして、外の質素さとは比べ物にならない豪華な教会の中は必見!
また、教会に向かって坂を上る時には、時々うしろを振り返ることをお忘れなく。
坂の上から上ってきた道を振り返ると、まるでジブリのような景色が広がっているんです。
私(ツマ)にとって、この景色がフライジングいちのお気に入りの景色です。
フライジング大聖堂の観光を終えたら、登ってきたのとは反対側から丘を降りていきましょう。
地図④の場所にあたる、この辺りの石畳の路地が可愛らしいのです。
画像引用:Pinterest
小川も流れ、フライジング版ヴェネチア(いや、それはさすがに言いすぎか!? 笑)。
あまり人が多く行きかう場所ではないので、
おとぎ話の世界に紛れ込んだような気分に♪
ここまで来たら、いよいよ街の中心エリア(地図⑤)へ!
写真引用:Fink Magasin
正面に見えるのが市庁舎で、その手前がフライジングのマリエンプラッツです。
マリエンプラッツの周りには、レストランやカフェがズラリ!
毎週水曜と土曜の午前中は、ここマリエンプラッツでマルクトが開かれます。
観光客が多いミュンヘンのヴィクトゥアリエンマルクトに比べると、こちらは地元密着型。
いつも、地域住民のお買い物客で大賑わいです♪
パンなどその場で食べられそうなものも売られているので、タイミングが合えばぜひお試しを。
また、マリエンプラッツの裏にも大きな教会があります。
ここは先ほどご紹介したフライジング大聖堂とはまたまったく趣が異なるシンプルな空間ですが、
そのシンプルさが素敵な教会です。マリエンプラッツ周辺を散策する際は、ぜひ。
画像引用:HickerPhoto
市庁舎があるフライジングの中心、ハウプトストラーゼ(hauptstraße / 地図⑥)は、
なかなかメルヘンで可愛らしい街並みです。
春から夏にかけては、アイスカフェも数多くオープン!
以前ブログでご紹介した、フライジングオススメのお店もこの通り沿いに多くあるんですよ。
\\ フライジングで人気のパン屋さん //
\\ 素敵なキッチン雑貨に、意外とミュンヘンより安く出会えたり♪ //
\\ フライジングいちオシャレな、フランス風ケーキが味わえるカフェ //
街の中心(hauptstraße)を通り抜けたら、
現存する世界最古のビール醸造所(地図⑦)を目指して再び丘を登ります。
この世界最古のビール醸造所「Weihenstephan」は、TUM(ミュンヘン工科大学)の敷地内にあります。
大学の敷地を散策するのも、都会の大学とは違うのんびりとした雰囲気を楽しめて◎!
丘の上からは、お天気次第でアルプス山脈が見えるんですよ!
醸造所そばの建物の壁には、かつてのビール造りのようすが。
「大学の敷地には入ったけれど、醸造所が分からない!」という場合は、煙突を目指すと良いと思います。
もちろん併設のレストランも要チェック!
テラス席・店内席ともに、できたてのビールとドイツ料理が味わえます。
ビールの味に迷ったら、ヘレスとヴァイスとデュンケルの基本の3味を
少量ずつ飲み比べられるセットもあるのでぜひお試しを♪
いかがでしたでしょうか?
このコースは、今ではすっかり
日本からお友達が遊びに来てくれた時の定番コースになっていますが、
ミュンヘンとはまた違ったおだやかな空気感と可愛らしい街並みに
みんな満足してくれています。(満足してくれている…はず。汗)
自然の美しさもフライジングの魅力のひとつなので、
充分楽しむために、ぜひお天気の良い日を狙って足を運んでみてください♪
あ。坂の上り下りがあるので、動きやすい靴で来ることをオススメします!
↑ 2016年6月現在、切符が値上がりし、1名の場合 12.4ユーロ、5名までの場合 23.2ユーロです。
※ また、フライジングはミュンヘン国際空港からとても近い街です。バス(635番)で空港からフライジング駅まで約15分。ミュンヘン在住の方以外でも気軽に足を運べる街だと思います♪
今日も遊びに来て下さってDanke schön!!
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