冬休みのできごと。戦場と化するお正月。
2015年1月1日になった瞬間(ドイツ時間) わー、おめでとう!(ハグハグ)
お正月のカウントダウンに花火だなんて、ステキ~!!
なんて気持ちでいたら、ドイツではエライ目にあいますのでご注意ください。
今回、身をもって体験してきました。
大晦日の夜、
お世話になっているミュンヘンの日本人フローリストさんと一緒に
焼き鳥屋でご飯を食べ、そのまま花火を見に行く予定にしていました。
時計の針は23時半。
そろそろお店を出ようとすると、焼き鳥屋の店長さんが
「マリエンプラッツ行くん?ほんまに?死ぬで!気をつけて」と。
ドイツのカウントダウンの花火の恐ろしさは聞いてはいましたが、
そんなに!?!? と驚きながらも、出発。
Universität → Odeonsplatz → Marienplatz と徐々に街中に近づいて行ったのですが、
平和に、でもきれいな花火を楽しむなら
Universität と Odeonsplatz の中間地点で、それぞれの花火を眺めることですね。
Odeonsplatz に着くと、
右に左に前から後ろから、すごい数のロケット花火。
この花火はプロが打ち上げるのではなく、シロウトが好き勝手に打ち上げます。
しかし、日本人が家の近くで打ち上げる規模じゃない!!
日本では花火大会でも見かけそうな割と本格的なやつで、音もすごい!!
それを酔っぱらったシロウトが打ち上げるんですよ。も~。
時には建物の壁にぶつかって急に方向転換したりするから、たまったもんじゃありません。
この辺りは大学が近いエリアだからでしょうか。
正装をした “カウントダウンパーティ帰り” な若者たちが多数。
雪で滑る石畳の上、ピンヒール&ワンピースで
花火に火をつける女の子には、ある意味尊敬…(私デキナーイ!)
でも、それはまだ序の口でした。
Marienplatz は、もはや戦場。
花火の煙と火薬のにおい、花火のゴミ、投げて割れたビール瓶…
数日前までのクリスマスマーケットで賑わっていた、メルヘンな雰囲気が嘘のよう。
時にはズドーンと地響きまでする花火も上がり、
救急車も、警察もいます。(もやはテロですよ…心臓に悪い)
数日前の雪でできた小さな山に駆け上がって
雄たけびを上げながら花火を打ち上げる若者の姿を見て、
私の頭の中では「レ ミゼラブル」の歌が流れていました…笑
(戦うものの~ 歌が聞こえるか~♪ ってやつです)
私たちがMarienplatzに到着した頃は、
すでに1時近くでもうだいぶ落ち着いていたようですが、
12時ごろから花火を打ち上げ、花火が手元からなくなるとビール瓶を投げだすのだそうです。
「ほんまに?死ぬで!気をつけて」はあながち嘘じゃないのかも。
ぶじに帰ってこれて良かった―!!
来年は、もう行きません!(キリっ)
この花火には悪魔を追い払う意味があるそうです。
確かにあんな花火を打ち上げられたら、寄りつくものも寄りつかなくなるに違いない!
2015年も平和な1年となりますように。
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