ドイツの11月11日は、ポッキーの日?
日本で11月11日といえば…ポッキーの日!
ドイツをはじめヨーロッパでは、ポッキーが「MIKADO」という名前で売られています。
しかも、メーカーはなんとグリコ! 値段は1箱1.5ユーロほど!高っ!!
これまで食べたことなかったけど、この記事書くために買っちゃいましたよ。
ですが、ドイツでは11月11日がポッキーの日というわけではありません。笑
もっと、宗教的な意味合いで、大切な日 なのです。
どのぐらい大切かというと、州によっては祝日になっているほど。
バイエルン州は平日ということもあって、何も知らなかった私(ツマ)ですが…
ヴィクトゥアリエンマルクトで朝からイベントが開催されていたり、
街中で手作りランタンを持った子や、お面をかぶった人などを見かけて、
「今日って、何かの日!?」と思い、Instagramに質問を投げかけてみたところ…
ドイツ在住のフォロワーさん達がすぐに教えてくれました! 便利な世の中ですね~!
教えていただいたのは、
11月11日は「マルティン祭(Martinstag)」ということ。
さまざまな善行をしたことで知られているキリスト教の聖人マルティンを記念する日なのだそうです。
特に有名な善行が、『ある冬の日、寒さに震える貧しい男に出会った聖マルティンは、
自分のマントを剣で半分に切り裂いて、片方をその男にかけてやった』という逸話で、
この日はこれにちなんだ催しをするのです。
ちなみに、11月11日がマルティンの命日なのか誕生日なのか…その辺りは不明なのだそう。
マルティン祭が近づくと、子ども達は幼稚園や学校で
Laterne(ラテルネ / ランタン・提灯)を作ったり、「聖マルティンの歌」を練習したりと大忙し。
11月11日の夜には、このランタンを持って子ども達が行列を作り、
自分が住む町の市長などが扮する聖マルティヌスを教会に案内。
すると、その見返りとしてパンをもらうのだそう。
写真引用:ドイツ大使館・総領事館
写真引用:Wikipedia
写真引用:ドイツ大使館・総領事館
ほかにも、同じくランタンを飾ったお家やお店を見つけると、練習した歌を歌い、
その見返りとして、パンやお菓子、ハム(ドイツっぽい!)などをもらうのだそうです。
ドイツにはハロウィン文化がほんの数年前までまったくなかったそうですが、
この「マルティン祭」が、ハロウィンの “Trick or Treat” のようですね☆
ちなみに、ケルンなど2月のカーニバルが盛んな地域では、
「マルティン祭」の日である11月11日を、カーニバルシーズンの開始日と定めているのだとか!
写真引用:Koeln.de
写真引用:Koeln.de
11月11日11:11にカーニバルスタート。
2月の “冬の終わり” を意味するカーニバル本番にむけて、この11月11日は “冬のはじまりの日” なのです。
…。
なんか、ポッキーの日とかお菓子メーカーが作りあげたイベント日と比べちゃって、
失礼しましたっ。
11月10日:三色そぼろ丼、ブロッコリー、ワカメとネギと海苔の卵焼き、人参のキンピラ、いただきものの葉物野菜
ドイツで暮らしていると色んな発見があるものですね♡
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