熊本の地震を通じて感じた、親の心。
先ほど2時間ほど前(日本時間:14日午後9時26分頃)、熊本で大きな地震が発生しました。
ツマの実家は熊本で、両親と猫1匹が暮らしています。
今日、フライジング街中への外出からいったん自宅に戻って
夕飯の準備のためにクックパッドを見ていたら、
目の前に飛び込んできた地震速報。熊本震度7の文字。
心臓がバクバクしました。
実家も築30年近く決して新しい建物ではないので、
倒壊とか、建物の下敷きとか、一瞬頭に色んな言葉がよぎりました。
9000キロ以上離れた場所にいるため、余計に不安が募ります。
ガラケーを使い、SNSもやっていない我が親。
日頃、ネット通話をすることもなく、メールでばかり連絡を取っているので、
まずはいつもの通りの方法でメールを送るも、返事がなく。
東京に住んでいる親戚の方が熊本の状況を確認しやすいだろうと、
急いでFacebookを立ち上げていとこ達にメッセージを送り情報収集を依頼。
その後、慌てて携帯の電話帳を開くも、ドイツから親に電話をかけたことがないので
国際電話仕様の電話番号が登録されておらず。
焦って『国際電話のかけかた』と検索し、番号を手入力するも、
「+81」の「+」がうまく入力できない。
えいやー!とかけたら、全然違う外国人の家につながった。間違い電話ゴメンナサイ。
(+の有無だけで他は我が実家と全く同じ番号の持ち主が、この世界中のどこかにいることには驚いた)
『+81 iPhone 入力 やり方』とこんな緊急事態にふさわしくない間抜けな検索をし、
再度かけたら、つながった。
幸い速報を見てすぐ電話をかけたので、まだ電話回線が混乱する前だったようだ。
電話口には母親の声。
ドイツに住んでいるこの2年弱、私から電話をかけることがないので、
最初電話の相手が私だと分かってもらえなかった。
「心臓がバクバクしたけど、大丈夫よ~」と言っていた。
最も揺れがヒドイエリアからは、車で20分ほど離れている我が実家。
家も写真立てが倒れた程度だそうだ。電話の向こうで、母親の携帯が鳴っていた。
誰かほかの親戚たちが、無事を確認するための電話をしたのだと思う。
私は冷静を装って、しかも国際電話だったので手短に切ったけれど、泣きそうだった。
ふう。
徐々にSNSを通じて熊本に住んでいる友人たちの近況が伝わってきた。
親友の家は窓ガラスが割れたそうだ。でも、ケガはないという。
いとこ達からも「おばちゃんと連絡取れてるから大丈夫だよ!」と連絡をもらえた。
ネットでも速報ニュース動画を見ることができ、状況が把握できた。ありがたい。
ようやく私は少し落ち着いた。
でも、結構大きな余震が続いている。
全壊とか火災とか嫌な文字もニュースに登場し始めた。
大きな被害にならなければ良いのだけど。
今でも、心が引き続きザワザワしている。
結局クックパッドで調べたレシピの材料を調達したいのに、
パソコンから入って来る情報から目を離したくなくて、買いに行けずにいる。
もう今日の買い物はあきらめた。
はあ。
最近ヨーロッパでテロや列車事故など嫌なニュースが続いているけど、
遠く日本でそんなニュースばかり見ている親は、いつもこういう気持ちでいるのかなと。
まさかこんなタイミングで親心を知ることになるとは、思いもしませんでした。
「大丈夫よー」と軽くあしらっていることを、反省です。
ところで、昨日携帯が落ちて、画面がパリン。
これまで何度か落としても大丈夫だったのに。
何かの知らせ…だったのかな。
まずは何より、これ以上大きな揺れが襲ってきませんように!!
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