悪戦苦闘の家探し!
私たちは今、BMWのおひざ元で暮らしています。
徒歩30秒で「オリンピックパーク」にも足を運べますし、
ミュンヘンの中心地「マリエンプラッツ」や
お気に入りのエリア「シュヴァービング地区」にも地下鉄で10分ほどと、
とっても暮らしやすく気に入っている場所です。
しかし、これはあくまでも結果論。
ミュンヘン暮らしをしている日本人の多くがぶつかる壁ですが、
● 家が見つからない!
● 家賃が高い!
のです…涙
家が見つからない!
オットの学校は「フライジング(Freising)」という
ミュンヘン空港がある市にあります。
ミュンヘンの自宅から遠く、通学には1時間半かかっている状況です。
(しかもよく電車が遅れて、学校に間に合わないこともあるようです…涙)
当初はもちろん、通学に便利なフライジングで家を探していました。
日本で家探しをする場合は、「SU○MO」のような某住宅情報サイトもありますし
不動産屋に足を運べば数多くの物件を紹介してもらえます。
しかし、ドイツでは不動産屋が不動産情報をあまり持っていないのです。
個人オーナーが家を持っていて
個人づたいで探さないと見つからない場合も多く、
不動産屋が管理している物件でも、最終的にオーナーがNOを言えば借りられません。
さらに外国人という壁もあり、「母語がドイツ語の人限定」なんて物件も。
今回の家探しは、
5月までケルンの花屋で働きながら生活していたオットが動いていたのですが、
ケルンとフライジングは飛行機で1時間ほど離れている街なので
休みの少ない生活で頻繁に家探しに足を運ぶわけにはいきません。
しかも、
オットが働いていた花屋の定休日=日曜
不動産屋の定休日=日曜!!
仕事の休みを利用してフライジングに行ったところで、不動産屋が開いてない!
ケルンからでは人脈ネットワーク頼みの個人オーナーを探すことはできないので
不動産屋にメールで問い合わせするも、返信なし!
電話で「メールの返事が来ないのですが?」と問い合わせると、
「だって物件がないので、メール返せないじゃないですか」
ですって。
日本では考えられない!
物件がないなら、ないという旨をメールするのが礼儀ってものでしょう…なんて、
ドイツの企業相手に言っても、通じないのですよね。涙
6・7月は私たちの結婚式のためにオットが日本へ一時帰国していたのですが、
その間も引き続き家を探していた私たち。
ここにきて、ありとあらゆるツテにお願いして
なんとかフライジングに家を持っているオーナーに巡り合いました。
しかし、いよいよ「日本にいて下見には行けないけど、そこ借りたい!」と
最終打を打った途端、そのオーナーと連絡が取れなくなってしまったのです。
どうやら
「本人が下見をしないで貸す契約をした場合は、
入居後2週間以内であれば、解約をすることもできる」
という法律があるようで、
「下見に来れない人には貸さん!!」ということだったのでしょう。
客を守る法律が、結果的に客を苦しめてると思うのですが。
ていうか、それならそうと「貸せない」とメール返してくれればよいのに…。デジャブ。
またタイミング悪く
ドイツ人が次々に夏の休暇を取る時期に入ってしまったこと、
(↑ 一度休暇に入ってしまったら、絶対に仕事のメールなんて返してくれません)
大学などが多いフライジングで新入学の季節に重なってしまったこともあり、
引越し2週間前になっても、
家が決まっていない状態に陥ってしまったのでした。
こんなに「SU○MO」のありがた味を実感した事はなかったなあ…。
家賃が高い!
ドイツ入国後ミュンヘンでホテル暮らしをしながら家探すか…とも考えていたのですが
さらに重なり、ミュンヘンの9月は「オクトーバーフェスト」の時期。
ホテルがどこもビックリするほど高いのです。
最終的に私たちが辿りついたのは、
都市を大きなミュンヘンに変え、日系企業に頼るということでした。
ミュンヘンなどの大きな都市では、日系の不動産会社がいくつかあり、
そこに家探しを願いすることができるのです。
こうして、なんとか出発3日前に家が確定したのですが、今度は家賃が高い!!
ミュンヘンはドイツ国内でも家賃が高いと有名な街なのだそうです。
しかも、直接見に行けないなどの条件は
間に日系不動産に入ってもらうことで解決してもらったのですが、
もちろんそれには手数料がかかります。
夏ごろ、Facebookで
「若者なら今すぐベルリンに移住すべき8つの理由」という記事を複数の友人が
「いいね!」していたのですが、
8つの理由のうち“家賃が安い”というのは
ミュンヘンでは絶対にあてはまらなーーい!と突っ込みまくりでした。
現在のマイホームは
1ルーム、ベランダなし、洗濯機なし、エレベーターなし!
それでも、福岡3DK暮らしの家賃の倍!
ムムム…と思うことも多々ありますが
唯一、場所の良さだけには恵まれて本当に良かった…。
引き続きフライジングでの家探しをしつつ、私たちの新婚生活は続いていきます。
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これからもドイツ暮らし、がんばります
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