【ネルトリンゲン】 隕石落下跡にできた中世の街。
■ ドイツへ遊びに来た大学の先輩と出かけた、日帰りドライブ旅行の続きです!
前回のブログはコチラ → 時速200キロは当たり前!? ドイツの高速道路を体験。
朝9時半にフライジングを出発し、向かった先はネルトリンゲン(Nördlingen)!
ドイツには、城壁に囲まれた中世の面影を残す街がいくつか残っていますが、なかでもここは、街をグルッと一周囲む城壁がほぼ完全な姿で残っていて、冒頭のポストカードに写し出されているように、全体のカタチがとても魅力的な街です。
さらに、1500万年前に隕石が落下してできたリース盆地の中にある街としても有名!街の中心にある聖ゲオルク教会(St.Georgskirche)内部にも、隕石衝突によってできた岩石があるそうです。(教会の中に入りましたが、よく分からなかった…汗)
さてさて。フライジングを出発してから、途中で寄り道もしつつ、2時間ほど。
正面に旧市街地の門が近づいてきました。
街全体を示す看板を発見!
私たちは下の門(おそらく南門)をくぐり…
こんなルート(青矢印)を辿りました。
街の大きさは、縦直線でおそらく100~200メートルほど。驚くほどサクッとまわれる、こじんまりとした街です。
街の中心に近づくと、ロマンチック街道と示す看板を発見!
ネルトリンゲンは、フランクフルトーミュンヘンーフュッセンをつなぐロマンチック街道沿いにある街です。
私たちがこの街を訪れる理由に「ロマンチック街道だから」はまったくなかったのですが…、日本人のドイツ観光と言えば、やっぱりロマンチック街道なんだなあと実感しました。(だって、補足が日本語のみ…)
ミュンヘンやフライジングではあまり見かけない、木組みの家も発見!
木組みの家って、木の自然なカタチを利用して造られているんですね!! 木独特のしなり・うねりによってできた、いびつな形。絶妙なバランスで長年建ち続ける佇まいに、ちょっと感動です。
なぁんて言ってるうちに、街の縦断終了!
ほぼ完全な形で残っているネルトリンゲンの城壁は歩くことができるので、左半円分歩いて南門へ戻りました。
城壁を歩くと少し高いところから見下ろす景色になるので、その景色もまた◎!
見渡す限りの赤い屋根や…
屋根上からのコケコッコー
日本ではなかなか見かけない3段雪だるま!
こうしてあっさり1時間ちょっとで街散策終了です。早っ!!
昼過ぎにして早々と目的を失った私たち。急きょもう一つ別の街へ向かうことに。
ちなみに。ネルトリンゲンはマンガ「進撃の巨人」の舞台とも言われているんですって!それなら “ロマンチック街道には興味持てないゼ!” 的な男子も楽しめるかも!? ですね。
ついでに。この街に一つだけ心残りがあります。後日ネットでネルトリンゲンを調べていて知ったのですが、聖ゲオルク教会の塔には「ヴェンデルシュタイン」という名のネコがいるんですって。そのネコは、ドイツで縁起が良いとされる三毛猫で、350 段ある塔の階段を毎日上り下りするようになり、観光客を引率したり、ネズミを追い払ったり。いつの間にか塔の番人(番ネコ!?)となり、ネルトリンゲン市の職員の地位を得たんだそう。なんと、市役所から給料として食事と寝床を得ており、おそらく世界初のネコ職員。気まぐれなネコが相手ですから、必ず会えるとは限りませんが、会えると良いことが起こるとも言われているのだとか。
あぁ、ヴェンデルシュタインに、会いたかったなぁ。
というわけで、ネルトリンゲンの次は急きょ決めた次の旅の目的地「レーゲンスブルグ」へと向かいました。
次回のブログは、日帰りドライブ旅「レーゲンスブルク」についてお届けします。
■ ネルトリンゲン(Nördlingen)へのアクセス ロマンチック街道の主要交通機関は、ヨーロッパバス。フランクフルト→フュッセンとフュッセン→フランクフルトが1日1本運航(4月中旬~10月下旬まで運航/満席だと乗れないため予約するのがオススメ)/ ローカル線鉄道もあり、ネルトリンゲン駅から旧市街地へは徒歩での移動も可能
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