【デュッセルドルフ】 里帰り気分に浸れた日本食屋さん「加賀屋」
おととい、ケルンから日帰りでデュッセルドルフへ行ってきました。
以前1年半ケルンに住んでいたオットは何度か足を運んだことのある街ですが、
私(ツマ)にとっては初めて訪れる街。
ドイツで日本人がもっとも多く暮らす街とあって、
日本食材屋さんや日本食レストランが充実しているのは既知のこと。
そりゃもう、ワクワクしてケルンから電車に乗り込みました。
…っと。メインの目的はまったく別で(笑)、
オットが学校の課題でデュッセルドルフに暮らす日本人アーティストの方に
協力していただくことになったので、まずはその打ち合わせへ!
訪れたのは、日本の絞り技法を用いたファッションやインテリアプロダクトを発表している
「SUZUSAN」というブランドのアトリエで、とっても素敵で大興奮でした。
そのお話はまた今度…。というわけで、楽しみにしていた日本食ランチです。
はじめはラーメン屋へ行こうかと考えていたのですが、
デュッセルで暮らしている方に尋ねたところ「麺処 匠」がオススメとのこと。
それならミュンヘンにもあるじゃないか~!と、もう一軒オススメされた定食屋「加賀屋」へ。
お店に入ると、日本人スタッフに「いらっしゃいませ~。こちらのお席へどうぞ」と日本語で出迎えられ、
店内を見渡すと “ここはどこ!? 日本のオフィス街!?” 状態でした。
スーツを着た日本人サラリーマンが仕事の話をしながら定食をパクついている様子なんて、
もう本当に久しぶりに見ましたよ。
ミュンヘンの日本食屋さん事情にそれほど詳しくないけれど、
少なくとも私が知っているお店ではそういう光景を見たことがなくて、ちょっと感動!!
値段も9.8ユーロでしっかりボリューム、しかもご飯&お味噌汁おかわりOKときたら◎!
我が家の台所事情ではなかなか揚げ物を食べられないので、
オットは鶏の唐揚げ おろしポン酢定食、私は和風おろしとんかつ定食を注文しました。
ドイツでは「シュニッツェル」ならよく食べられますし、豚肉も超スタンダードな食べ物ですが、
日本のとんかつとして味わうとまた格別ですね。
また、こちらのお店ではランチタイムはドリンクを注文しなくてもお茶が出てくるのです!
さらに「お茶、おかわりいかがですか?」なんてにこやかに聞いてくださるので、もう感動しちゃって
思わず「デュッセルって、日本食屋さんでお茶出るの普通なんですか!?」って聞いちゃいましたよ。笑
(無料のお茶は出ないお店もあるけど、出るお店は「加賀屋」さんだけではないそうです!)
店内は特別素敵なインテリアなわけでもなく、もう本当に普通の “定食屋”。
日本で暮らしていたら、特別贔屓にするお店でもなんでもないと思うのですが、
異国の地で暮らすようになると、こんな “日本の日常の景色” がとてもありがたいものになるんですね。
あの店内で、心の底から落ち着いてご飯を楽しんでいる自分に気がついたできごとなのでした。
ふぅ~。ご馳走さまでした!!